2.7 help Psychtoolbox
PTBのインストールが終わったら、Matlabのコマンドウィンドウ上で
help Psychtoolbox
と入力しましょう。
ここで表示される内容は1度は目を通してください。
重要なところを抜粋して和訳しておきます(訳注も入っています)。
helpの見方について
helpの見方について
例えばSndというコマンドの使い方が分からないとします。
そのときはコマンドウィンドウで
help Snd
と入力してください。
err = Snd(command,[sig],[rate])
のような出力結果が返ってくると思います。
()の中のcommand, sig, rateはプログラムの専門用語で引数(argument)と呼びます(訳注)
この場合、"command"は必ず必要である引数であることを意味しています。一方、[ ] で囲まれたsigとrateについてはオプション(あってもなくてもかまわない)引数です。
以下のヘルプも見ておきましょう。
help psychdemos
help psychbasic
help screen
Screen関数についてはヘルプの参照の仕方が少し変わっていて、例えば第1引数がopenwindowのときのhelpを見るには、
Screen OpenWindow?
または
Screen('OpenWindow?')
とします。
- PsychAlpha - 開発中、実験的なもの。
- PsychAlphaBlending - OpenGL によるアルファブレンディングを行うためのユーティリティ、定数など。
- PsychBasic - PTBの最も基本的な関数たち。
- PsychCal - ディスプレイのキャリブレーションに関するもの。
- PsychCalDemoData - キャリブレーションのためのデータ。
- PsychColorimetric - 色の分析に関するもの。
- PsychColorimetricData - 色の分析に関するデータ。
- PsychContributed - 有志またはサードパーティから提供されたもの。
- PsychDemos - PTBのデモ(サンプルプログラム)
- PsychDocumentation - あるトピックに関する文書たち。
- PsychFiles - ファイル操作に関するもの。
- PsychGamma - モニターのガンマ補正に関するもの。
- PsychGLImageProcessing - グラフィクスハードウェアの機能を使って画像処理を行うためのもの。
- PsychGPGPU - GPGPUに関するもの。(GPUの機能を画像処理以外にも応用するため?)
- PsychHardware - コンピューターに取り付けられた外部機器(ハードウェア)の操作。
- PsychInitialize - Initialize and deinitialize MATLAB
- PsychMatlabTests - Document the few bugs in Matlab 5.2.1.
- PsychObsolete - Obsolete のルーチン。互換性のために。
- PsychOpenGL - OpenGL 3D の機能を使うための低水準ルーチン。
- Psychometric - Psychometric function fitting(データのフィッティング)
- PsychOneliners - Trivial, but handy, functions.
- PsychOptics - Optics calculations, mostly for human optics.
- PsychPriority - Priority and Rush. (formerly within PsychBasic)
- PsychProbability - 確率と統計。
- PsychRadiometric - Radiometric/photometric calculations and conversions.
- PsychRects - 描画のための四角形領域に関わる関数。
- PsychSignal - 信号処理のルーチン。
- PsychStairCase - 適応的な心理物理学測定に関して。(Adaptive staircase procedure)
- PsychTests - ソフトウェア、ハードウェアの性能の評価。
- PsychVideoCapture - Functions for realtime video capture.
- Quest - 閾値の推定に関わるもの。