PsychPortAudio('LatencyBias')
oldbias = PsychPortAudio('LatencyBias', pahandle [,biasSecs]);
音(聴覚)刺激を呈示する際のlatency(コマンドを実行してから実際に音が出るまでの時間)を'biasSecs' で設定します。単位は秒です。返り値は、'pahandle'で特定されるデバイスの、変更前のバイアスです。
この設定をするために、あらかじめデバイスは(openコマンドによって)開かれていないといけません。
またデバイスを開き直すたびに、ゼロにリセットされます。
PsychPortAudio は、正しく時間制御をするために、出力デバイスの予期されるlatencyを計算します。もし、この計算されたlatencyがなんらかの原因によってわずかに(実際の値より)ずれている場合は、'LatencyBias'関数を使って補正することが可能です。
simplex モードでは、'biasSecs' で指定した値は、再生か、録音のいずれかに適応されますので注意して下さい。
full-duplex モード(再生と録音を同時に行うモード)では、再生のみにバイアスの値が適応されますので注意して下さい。
詳しくはPsychPortAudio を参照してください。